みなさん、ガンマカエアブラシLifeを満喫されておりますでしょうか。「アニマギア」の塗装に「ガンダムマーカーエアブラシ」を使っているわけですが、ちょくちょく聞くのが
- 粒子が粗いよね・・・
- なんか出力弱いよね・・・
という内容。今後、使い続けていくにあたってここいら辺の課題は解決してかないとアカンな~・・・ということで。検証してみることにしました。
出力問題
百聞は一見にうんちゃら。とりあえず、下記の動画をご覧ください。
条件は、「満充電」「きっちり締める」・・・くらいでしょうか。
現在使用しているのは「Elikliv」のものになります。購入から3か月ほどたちますが、元気に稼働中。
動画の出来はひとまず置いておいて、なんと約「0.11Mpa」でした。ちなみに、カタログスペック(同等品)では、「常時:0.05~0.06Mpa、最大:0.11Mpa」です。
なんと、約「0.11Mpa」を達成!
実のところ、様々なブランドが乱立しておりガワだけ違えど中身は一緒・・・という商品もあるのではというほどで、スペック表記もかなり適当なのでは(実際、電圧は怪しい)と思っていたので、まさかの結果に驚きです。やはり批判する時は検証してからするべきですね。
GSIクレオスの商品ページにて、
お手持ちのエアーコンプレッサーと接続しての使用が可能です。(エアー圧力:0.1Mpa以上推奨)
https://www.mr-hobby.com/ja/product1/category_10/3151.html
とありますので、一応基準は満たしています。が・・・不満は残るわけです。
気になるその1・・・塗料が飛ばすにペン先で丸く寄せ合う
塗ってる最中の写真が取れなかったので説明が難しいのですが、ペン先で塗料に表面張力が働いてしまい、吹き付ける反対側に押しやられて溜まってしまいます。吹き付け圧が低いためにそうなっているのでは・・・とずっと思っていたので、今回の測定結果から一応の基準(0.1Mpa以上)を満たしたいるだけに解せないわけです。
エアー缶で塗られている動画を見る限り、問題なく吹き付けられているようなので、もう少し高い圧じゃないとダメということなのでしょうか・・・(エアー缶は、0.5Mpaくらいだそうで・・・)。
気になるその2・・・吹き付ける空気で揮発していそう
いわゆるペン先が乾いてしまう現象ですが、長時間使用しているとコンプレッサーのバッテリーもモーターも熱を持って、吹き出てくる空気の温度があがります。ハンドピースを通すと細く吹かれるのでそれほど感じられませんが、ハンドピースを外して出てくる空気に触れると暖かくなっているのがわかります。
構造上の問題ではあるので、これは致し方ないことなのでしょう・・・。
今回使った計測器
さて、話は変わって今回、充電式コンプレッサーの圧力を測った機器を紹介します。みなさんが普段あまり触れないカテゴリーの機器かと思いますので、こんな機械も世の中にはあるんです~、ということでご紹介。
圧力計・・・右下精機製造株式会社 汎用圧力計(スターゲージ)
圧力を測る・・・が目的なので、必要なのは「圧力計」です。ちなみに「0以下」の数値が入っているものは「真空計」になります(カーチューン好きでターボ車に乗ってる方にはお馴染みですね)。
AmazonとかESCOとかMISUMIとか、工業系製品を扱っているECサイトでいろいろ知らべたのですが、右下精機のこちらがかなりお手頃なようです。相場感がわからんのでなんですが、アスクルで1.6Kほどでした。0.25Mpaまで測ることが出来ます。
「JIS B7505-1ブルドン管圧力計」に準拠しており、安心の日本製です。
75Φ(直径75mm)という規格なので手のひらくらいの大きさ(コンビニの丸いおにぎりくらい)があります。接続部分は、G3/8という規格です。コンプレッサー側は、付属コネクタを付けてG1/8なので「G3/8メス↔G1/8オス」の変換コネクタを用意する必要があります。
配管継手・・・トラスコ中山 内外ソケットG1/8オネジXG3/8メネジ
左側がG3/8メス、右側がG1/8オスで圧力計とコンプレッサーの間に挟みます。いろいろ探してみたのですが、ここまでの口径差をもつ変換コネクタがなかなか見つからず・・・トラスコ中山のオレンジブック.comでPB品を見つけました。
ただ、トラスコ中山は卸問屋なので一般消費者は買うことが出来ません。なので、またまたアスクル経由です。さっきの圧力計も、アスクル経由でトラスコ中山から買っています。
トラスコ中山といえば、最近秋葉原駅3F(旧本屋跡地)に設置された「ケンエレファント(大人向けガチャガチャ)」で「ミニチュアコンテナ」なんかがTwitterで話題になっていましたね。
実は、変換コネクタと圧力計側にパッキンが入っていないので測定は参考数値ということで・・・(コンプレッサー側には付いています)。とはいえパッキンを入れたとて圧力が低くなるわけではないと思うんで、0.11Mpaは伊達ではないと。
ちなみに、この手の工業製品を購入される際はお気を付けを。代表画像のみのことが多いのでスペックをしっかり確認するのが吉です。間違って注文すると、双方の無用な連絡が発生し、業者側もスペックが間違っていたわけではないので返品を受け付けてくれないケースもあります。
それでも「ガンダムマーカーエアブラシ」と「充電式コンプレッサー」を使い続ける理由
気になる点があるとはいえ、こんなに便利なものを手放すはずがありません。「ガンダムマーカーエアブラシ」と「充電式コンプレッサー」があれば、パッと思いついたときに塗ることも出来るし、準備も通常の塗料やスプレー缶とは違い準備に時間もかかりません。
やっぱココだね、その1・・・準備と後片付けが簡単
なんといっても準備が簡単です。「さて塗るかっ!」となったら、500mlペットボトルのダンボール箱を加工した簡易塗装ブースをデスクのうえに乗せ、窓を開けて換気をして、マーカーをハンドピースに挿して「ぷしゅ~~」で済みます。色を変えるのも差マーカーの差し替えだけなので、洗うための溶剤などを用意する必要もありません。終わった後のお掃除もラクチンです。
やっぱココだね、その2・・・音が小さいよ
いわゆるAC電源のコンプレッサーは、レギュレーターなど装備しており機能的にも性能的にも充実してはいますが、音が若干大きいと聞き及んでおります(実際に聞いたことが無いのがなんとも)。やはり、休みの時などにちょこちょこプラ活してる身としては、しれっと始めてさらっと終わりたいので音をそこまで気にしないでよい充電式コンプレッサーを選んでしまうのです。
そんなわけで、これからも「ガンダムマーカーエアブラシ」と「充電式コンプレッサー」を使い続けていくわけです。
ではでは、楽しいガンダムマーカーエアブライシLifeを!!