プラモデル(食玩)を組み立てるにはいくつかの工程があるわけですが(もちろん”積む”ことも含まれるでしょう)、それぞれの過程で必要な道具・資材というものが出てきます。各メーカーもビギナーからハイアマ、プロ向けにいたるまで試行錯誤して製品を世に送り出しています。
とはいえ、出来る事ならばお手軽にお安く用意したいというのが心情でございましょう。そんなあなたに庶民の味方、「100円均一ショップ(以下、100均)」で使えそうなものを見繕ってご紹介します。
プラモデルに色を塗る時、筆で塗ったりスプレー缶やエアブラシで吹いたり、最近はマーカーで塗ることも多いかと思います。今回は「ガンダムマーカーエアブラシ」を使用した塗装で使える100均商材を紹介します。
塗装ブース
で、いきなり100均商材ではありませんが・・・エアブラシを使うときは周りに飛び散らないように「塗装ブース」を導入されるかと思いますが、市販のものは換気扇など付いていたりでそこそこのお値段がします。今回はお手軽に調達しようということで・・・500mmPETボトルの段ボールで簡易ブースを作成しました。自分でケース購入されるもよし、スーパーの買い物で貰った段ボールでもよし、なるべくお安く手に入れたいものです。
いまのところ『アニマギア』の塗装しかしていないので、このくらいの大きさでだいじょぶそうです。蓋の長辺側1枚をざくっと切ってしまいます。
段ボールを寝かせて使う形になり、必然的に中に光が当たらないので、LEDライトを用意しました。これは100均調達です。
「9SMD&1LED」とあるように、光る場所が2カ所あります。
側面で懐中電灯の様に照らしたり、広い面で蛍光灯の様に照らすことが出来ます。両方ともLEDに変わりないのですが、SMDは表面実装のLEDのことを指します。これが9個ついてるというわけです。SMDは小さいもので点光源となるため、数をたくさん使って白いカバーで全体に光が回るようにしています。
中から固定しても重さで落ちる可能性もあるので、段ボールの上部に穴を開けて乗せることにします。
乗せるだけです。固定しないのは先般の理由以外にもあるのですが、それは別の機会に。
露出を調整して実際の見た目と同じ明るさにしてます。部屋はかなり明るいですが(手前に光は入ってくる)、やはり箱の空間の中心部は暗くなってしまい、実際に塗装をした時に色がちゃんと乗っているか確認出来ません。
スイッチONでここまで明るくなります。作業する分には問題ない明るさです。
「ガンダムマーカー」とはいえ、エアブラシ塗装をするので結構な飛沫があります。いろんなところに付かないようにPC用のファンと換気扇につけるフィルターで吸収させるのを実装したいですね。
乾燥台
塗装をした後は乾かす場所が必要です。これも100均で揃えちゃいましょう。
「猫の爪とぎ」と「プラカゴ」。この「プラカゴ」、爪とぎの短辺サイズが内寸法にピッタリで、長辺をカットするだけでスポっとはいってしまう優れもの。できれば、プラカゴ2つ分取れる長さだとよかったのに・・・。
ものの見事にジャストフィット。挿す場所は出来たので、挟むものも100均でGetしましょう。
ワニ口クリップを大量に買って串で作っていくのもいいのですが、『アニマギア』って、クリップで掴めないパーツもあったりするし、全体のパーツ数がそれほど多くないのでそんなに数はいらないんですよね。
(2020/05/20追記)
「ボーンフレーム」を塗るだけならそれでもよかったのですが・・・当たり前ですが世の中には凸凹というものが存在するわけです。「ニックカウル」はピンが多いので結局ワニ口クリップを買うことに・・・。それはまた後日。
掴むとこがあるものはクリップを使って、そうでないとこはランナーを使っています。3mm穴にちょうどはまるとこが『アニマギア』のいいところ・・・ただし、第2弾までですが。
ランナーは斜めに切ってあげると挿しやすくなります。
100円均一ショプには、まだまだいろんなものが眠っています。是非、発掘いただいて楽しいアニマギアライフをお過ごしください!