当サイトをご覧いただきありがとうございます。本記事は、「ガンダムマーカーエアブラシア」と「充電式コンプレッサー」のレビュー記事となります。購入を考えている方や初めて使う方にオススメです!
当初は「練習編」として掲載しておりましたが、そのあと使ってきてわかったTIPSを随時追加してゆきますのでよろしくお願いします!
『アニマギア』をスミ入れしながらパチパチ組んでいっているわけですが、そろそろ色も塗ってみたい・・・できることならエアブラシだよな・・・でもお片付けが大変・・・。ということで、「ガンダムマーカーエアブラシハンドピース(以下、ガンマカエアブラシ)」と巷で話題の「充電式エアブラシ(のコンプレッサー部)」を使って塗装の練習をしてみました。
充電式エアブラシ(コンプレッサー)
「Elikliv」というブランドの充電式エアブラシセットです。上記の本体の他に、掃除用ブラシ、スポイト、六角ミニスパナ、M7 * 0.5内ネジ→G1 / 8内ネジ変換アダプタ、充電用USBケーブル(専用品)がセットされます。
充電式エアブラシには、「ダブルアクション」を謳っていながら実はそうではない機種もいくつか存在する(各機種のレビューを見る限り)ようですが、本商品のハンドピースは電源を入れるとコンプレッサーが動くだけで空気は出ていません。上部のボタンを押すときちんと空気は出ますのでこの商品は問題ないでしょう(未使用ですが、塗料はボタン部を後ろに引いて出し、後部のネジで出し具合の調整をするようです)。
この機種にしたのは、変換コネクタがついており「ガンマカエアブラシ」が確実に使えるとわかっていたからです。他の機種はG1/8に対応していなかったり、変換コネクタが付属するロットとそうでないロットがあるようなので、商品説明でしっかり謳っているこちらにしました。
コンプレッサーの接続部はM7 * 0.5サイズのため一般的なエアブラシが取り付けられるようにG1 / 8への変換コネクタがついてます。ここがポイント。
「ガンマカエアブラシ」自体にはPS(細)→G1/8への変換コネクタが付いているので(*1)、ここに回しこめば接続完了です。
う~ん、イイ感じ。本体に窪みがあるので持った時に手にフィットしやすいです。重さもそこまで気にはなりませんでした。色は黒にした方がよかったかな・・・。
ガンダムマーカーエアブラシ
「ガンダムマーカー」はベーシックセットを、「ガンマカエアブラシ」専用の替え芯も用意しました。
塗ってみよう
『アニマギア』の「ボーンフレーム(のボーナスパーツ)」にお手伝いいただき、明るめのランナーには「ガンダムガンメタリック」、暗めのランナーには「ガンダムホワイト」で塗装します。
新品のマーカーなので先端は白いままです。専用の替え芯を使うので、ペンチなどで優しく引き抜きます。そのあと替え芯を挿入。
芯に塗料を浸透させるため、カチャカチャ振って(30~50回くらい?)、芯をスコスコ押し付けて塗料を芯に滲ませます。
「ガンマカエアブラシ」に取り付けたら早速塗装です。エアブラシなので当然飛び散りますから、ダンボール箱で簡易ブースを作りました。他の塗料ほどの臭いはないと思いますが、無臭ではないので換気やマスク装着を怠らないようにしましょう。
明るい下地に暗めの色なので、うまい具合に濡れています。粒子の粗さもあまり見られないような・・・。
「ガンダムマーカー」をセットする時に止まる位置があるのですが(↑)、ここでは空気の出口に対して芯の先が下過ぎて全体に円柱部にも空気があたってしまいうまく塗装が出来ません。
この様なダマになってしまいます。いわゆる塗料の濃度が濃い状態です。
差し込んで止まったら、ちょっとだけ引き戻してあげるといい位置に来ます。
商品の性質上、ボタンを押さないと空気が出てこないので、電源スイッチを入れたあとや、ボタンを離して塗装をやめたあとはハンドピース内に若干圧縮空気が溜まります。なので、吹き始めはちょっと多めに塗料を拭いてしまうので始めから塗装面ではなく少し離した位置で吹き始めてから塗装面を塗ると綺麗に仕上がります。
ちょっと厚塗りになってしまいましたが、隠ぺい力の低いといわれている「ガンダムホワイト」でもここまで塗ることが出来ます。下地を生かしての塗装ならば十分いけそうですね。
圧力は「ちょっと弱々しく」感じたりもしますが、強いとダマになる確率もあがりそうなのでこのくらいが丁度いいかもです。
マスキングしてみよう
「ガンダムマーカー」はそもそも塗膜が強いわけではなく、ちょっとひっかけた程度でも傷がついて塗装が削れてしまいます。また、重ね塗りするとアルコールが下地の塗装を侵食してうまく乗らないなんて言われています。
では、「ガンダムマーカーエアブラシ」で薄く塗っていく場合はどうでしょうか。マスキングして検証してみましょう。
「ガンダムホワイト」を塗ったボーナスパーツにタミヤのマスキングテープ6mmでマスキングしていきます。アニマギアにはもっと細いのも用意しておいた方がいいですね。
左右2カ所マスキングしていますが、右が普通に貼ったもの、左は粘着力を弱くしてから貼ったものです。塗膜が弱くマスキングテープでも表面が荒れてしまうこともあるようです(下記の動画でメイジンカワグチが説明しています)。
ぱっと見どうでしょう。剥がしたところの塗装が剥げてるようには見えません。ただ、これがメタリック系であればまた違ってくるのかもしれません。
赤い部分はどうでしょう。混ざるようなことはなく綺麗に色が出ています。下地と上塗りが逆であったら赤が透けてしまうかもしれませんが、わざわざセオリーを無視して塗ることもないので、重ね塗りは問題ないですね。
もうちょっと寄ってみます。ホワイトの表面がはがれた様子は見当たりません。ただ、マスキングテープの密着が甘く、境目がギザギザになってしまいました。ラッカー系塗料でエアブラシをしたことがないのでわからないのですが、ガンダムマーカーはちょっとした隙間にも流れやすいということなのでしょうか。
吹き付けの方向
コンプレッサーやエア缶を繋いでプッシュするだけで(位置合わせは必要ですが)簡単に色を塗ることが出来ます。ただ、ちょっと難点もあって、初めは狙いがなかなか定まりませんでした。思っていた方向に塗料が乗らないのです。
エアブラシの吹き出し方向正面に塗料が乗らず、若干上に吹いています。
こんな感じです。一般的なエアブラシは吹き出し口から空気と塗料が一緒に出てきますので当然向いている方向に塗料を吹き出しますが、「ガンダムマーカーエアブラシ」は空気だけが出てマーカーの先端に風をあてています。そこで方向が変わって若干上の方向に対象に塗料を吹き付けるわけです。
ではでは、楽しいガンダムマーカーエアブラシ&アニマギアライフを!